くまてつ@深センです。
最近は香港国際空港から深センに移動するさいには「蛇口埠頭への船」か「深セン湾口岸へのリムジンバス(スカイリモ)」のどちらかを使っています。
2016年3月現在、リムジンバス(スカイリモ)の使い方に大きな変化はありませんが、繰り返し使ってみて気がついたことがいくらかありますので、新しく記事にしておきたいと思います。
香港国際空港から深センへリムジンバスを使う方法。
大陸向けのリムジンバス(スカイリモ)乗り場は第二ターミナル1階です。
香港国際空港は2つのターミナルを持っていますが、不思議なことにすべて第一ターミナルよりロビーへと出てきます。
LCCなどを利用していて、第二ターミナルでチェックインしても結局第一ターミナルより搭乗しますし、到着も第二ターミナルになったことはありません。
それで通関しロビーへと出てきますと、こんな風景になります。
大型のスクリーンのしたに「二号運大楼 Terminal2」と記載されていると思います。
それを目指して歩いて行きましょう。
すると、正面に電車の乗り場がある廊下へと出てきます。
階段を上ると電車のプラットホームです。ここから香港市街地まで電車で移動できます。これは快適・速い・そしてめちゃ高いという世の中の常識をまっすぐに行くようなシステムとなっています。わたしは1度だけ使いましたが、別にもう二度と使いたいとは思いません。その理由はまた今度。
ここは、エスカレーターで下へと降ります。
するとがらんとした廊下がありまして、まっすぐに進みます。
ちなみにこの廊下の左側には「プレミアム・ラウンジ」があります。
迷ったらラウンジはどこですかって聞いてもいいです。もちろんスカイリモはどこですかって聞いてもいいんですよ。
廊下の突き当たりを左に曲がりますと、そこが大陸向けリムジンバス乗り場です。
ここまで来れば、もう香港脱出できたも同然です。チケットは左側のオレンジ色の看板のところで購入できます。
支払いは人民元・香港ドル・クレジットカードが使えます。
カウンターがいくつもありますが、心配しなくて大丈夫です。
物欲しそうに眺めていると、どこに行くのって声をかけてくれます。中国語がわからなくても大丈夫です。地名を言いましょう。
言えなくても大丈夫。
漢字の国から来た強みを生かして、紙に地名を書いて見せましょう。
日本語の漢字で書いても通じますので物怖じせずに行きましょう。
お値段は130香港ドル。以前は150香港ドルでしたのでお安くなった?
ちなみに中国側の深セン湾口岸からリムジンバスの乗ると150人民元(約2700円)。
香港国際空港から深セン湾口岸までは130香港ドル(1950円)となります。
もし人民元で支払いたいのなら120人民元(約2100円)ですよ。
クレジットカードも使えますから便利です。
支払いを行うと目印のシールを貼られます。大切にしましょう。
そして指定されたところで座って待っておきましょう。だいたい「1番」で待っていてねと言われます。
特に誰もいないので心配になるかもしれませんが、ベンチに座っていればなんとかなります。
おそらく係員が迎えに来てくれるはずです。チケットを購入した時点で無線で人数を確認していますので6人そろえば出発となります。どのくらい待つかはタイミングによりますね。
今回の係員はこの黄色い服の方でした。
座席は助手席か後部座席がおすすめです。
車はたいてい20系アルファードです。
シートもしっかりしていて乗り心地は悪くありません。しかし真ん中のシートは3人での利用となりますのでかなり窮屈。できれば助手席か3列目の利用をお勧めします。
今回は3列目の左側に座りました。隣はトルコ人の男性でしたが十分にゆとりをもって座ることができました。足下も狭くはありません。さすがアルファードです。
車が出発ゲートすれば40分程度で深セン湾口岸の香港側に到着
チケット購入からリムジンバスへの乗り込みまで15分程度かかりました。
その後、夕方のラッシュアワーではあったものの運転手は飛ばす飛ばす。
前があけば時速140キロほどで巡航します。
なんども身を乗り出してスピードメーターを確認してしまいました。
そして40分ほどで深セン湾口岸の香港側に無事につきました。
香港を出国し、中国へ入国します。
香港は中国ではありますが、深センへと移動するために越境する必要があります。
ここでパスポートと入国カードなどを準備して運転手に渡しましょう。
車を降りる必要はありません。高速道路の料金所のようなところを通過しますが、その際にドアをあけて顔を確認されます。
自分のパスポートを係員が見せてきたら手をあげて合図を送りましょう。
手荷物のチェックなども特になく通過できます。
しかしごくまれに車から降りて荷物をチェックすることもありますので、その際は指示に従ってください。わたしも一度経験済みです。
とはいえ、たいていの場合、車から降りる必要もなくすべてが座ったままで終わりますから楽は楽ですよ。
チケットを購入してから深セン湾口岸のバス停まで80分でした。
今回の移動にかかった時間はトータルで70分でした。
ちなみに飛行機が香港国際空港に到着してから深セン湾口岸の中国側への到着までが120分でしたので、まずまずではないかと思います。
もし「蛇口埠頭行きへの船」を選んだ場合、19:30発20:00着のものになったと思いますから、時間的には船のほうがかかることになると思います。
しかし船は定刻ででますから時間は読みやすいですね。
リムジンバスの場合は、混雑や乗りあわせの問題で結構時間がかかる場合があります。
広州・东莞(ドンガン)・常平などへ移動する場合は・・・・
深セン湾口岸で乗り換えとなります。
リムジンバスの運転手に最終行き先を告げましょう。
すると、乗り換えの場所で下ろしてくれます。ここでどれくらい出発を待つのかは・・・まさに運次第です。
以前に友人と一緒に常平まで移動したときには、深セン湾口岸で1時間ほど待たされた記憶があります。
常平到着は深夜2時前。
現地の友人、万社長が迎えに来てくれましたが、大変申し訳ないことをしました。
くまてつ的まとめ
香港国際空港のリムジンバス(スカイリモ)は便利だが時間が読めない。
というわけで、タイトなスケジュールを組む方にはおすすめできません。
しかし、到着後すぐにホテルへ行くなどであればコストは抑えめですし、移動も快適ですからおすすめの方法となります。
それと最近訳のわからないぼったくり発生中ですので要注意!
リムジンバスが到着すると係員のような顔をして荷物を下ろすのを手伝ってくれる人がいます。
しかしこれらの人はチップ目当ての身勝手な人々ですので気をつけてくださいね。
荷物は運転手が下ろしてくれますから、これらの人に助けてもらう必要はありません。
たとえ下ろされてもすぐに奪い返して、自分の足でバス乗り場もしくはタクシー乗り場に向かってください。
空港でも同じような事例がありますのでご注意くださいね。
おそらくバス停まで200メートル足らずですが、荷物を運ばれると10-20元ほど請求されると思います。
くまてつでした。